九谷焼絵付技法の Q &A

Q. 青九谷の解き方(ふのり、水の加減)、(ガラス板、角乳棒の使い方)

A 絵具を解くには、伝統的にふのりを使います。

  ふのりは、湯で煮て溶かしガーゼ等で漉しておきます。

  濃さは葛湯よりも固く、弛めのおかゆ位の硬さになるように分量を加減します。  

  絵具は、最初にガラス板上で角乳棒を用いて、水を入れてしっかり色を擦ってからふのり液を入れて

  混ぜ合わせます。

  
Q. 絵具の塗り方(厚み、能登呉須をこすらない)

A 筆に適量取って、絵具を塗るというより、筆先で、1mm 弱の厚みに置いていく感じでで塗ります。

  呉須線をこすらないように筆先浮かせるような気持ちで塗ります。

  呉須が良く乾いた後に塗って下さい。

  塗った絵具がタレて流れるようなら水分が多いです。

  塗りムラで凸凹になる場合は硬すぎます。

  絵具の厚みが薄いと、焼成中、艶の有るガラス化出来ずにガサガサに上がります。

  
Q. 赤、呉須の解き方(アキフ、緑茶の量)

A 呉須、洋赤はアキフ、 アラビアゴム又は緑茶で解きます。

  緑茶は何度も加えなければ効き目が出ませんので難しいです。

  アキフは葛湯位に、湯で煮て溶かします。

   呉須、赤の濃さは、素地が透けて見えない程度が良いです。

  乾いた後、指で軽く擦るとハゲる場合はアキフが弱いです。

  呉須の上に絵具が乗っていない場合、焼成後、呉須がハゲることがあります。

  赤の上に和絵具が乗ると赤が消えることがあります。

  赤絵具は乾燥してしまったものに、再度水を加えて擦ってもなかなか細かくなりません。

  作りたてを使い切るのが懸命です。


Q. 赤の塗り方(厚み)


Q. 細描の仕方


Q.の選び方

A.





Q. 焼成(時間、温度)

A 焼成は、良く乾燥させた後、760度~830度で焼き15分位寝かせます。


Q. おきる、剥がれる(膨張率)

A 九谷の和絵具は九谷の磁器素地の膨張率に合わせて調合されていますので、他産地の素地では

  焼成後、貫入が大きく入り、おきる場合があります。

  元々釉薬に貫入が入っている陶器では大丈夫な場合があります。


Q. ちぢる(汗、指油)窯

A 焼成後絵具が縮れていることがありますが、素地に汚れ、ホコリ、手指の汗、油が残っている場合、起こります。


Q. 沸く(ピンホール)
A 焼成温度が高い場合に絵具にピンホールが出る場合があります。


Q. 混色

A 九谷の和絵具は混色して中間色を作ることができます。

  また透明なガラス質な絵具ですから、絵具の厚みにより色の濃さが変わります。


Q. 本物の九谷焼について